開催趣意書

 

第15回日本言語聴覚学会
学会長  半田理恵子
(東京都言語聴覚士会 会長)

 この度、「第15回日本言語聴覚学会」を平成26年6月28日(土)29日(日)の2日間にわたり、大宮ソニックシティを会場として開催させて頂くことになりました。本学会は言語聴覚療法に関するわが国における代表的な学会の一つであり、これまでにも意義ある重要な研究成果が発表され、本領域の発展に多大な貢献を果たしてきました。

 昨秋より、東京都言語聴覚士会理事を中心とした学会実行委員会を立ち上げ、開催準備をしていますが、学会テーマについては論議を重ね、その結果決定したテーマは、「言語聴覚士とはなにか~あるべき姿を再考する」です。

 現在、わが国における言語聴覚士数は2万人を超え、その対象領域と職域の拡大にはめざましいものがあります。本年「第14回日本言語聴覚学会」のテーマも「言語聴覚療法の可能性」として幅広い領域にわたる企画でしたが、むしろ、その可能性ある言語聴覚療法を行う、まさに「言語聴覚士」に真っ向から焦点を当て、今一度その原点に立ち戻り、その「あるべき姿」を再考しておくことが、次なる世代へ向けての力強いメッセージになるのではないかと考えたのです。

 現在、すでに決定している特別講演、教育講演の他、シンポジウムなど多くのプログラムを企画中ですが、本学会が実り多いものとなりますように、皆様のご協力ご参加を心からお願い申し上げます。